2013年01月09日

ローマン・バス(温泉)には、女神様が

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元旦に初日の出を見た後に、イギリス西部のBathという街にある、『ローマン・バス博物館 The Roman Baths』へ行ってきました。Bathは、その名の通り温泉が出るのです。イギリスで温泉が出るのは、とてもめずらしいのです。

この地には元々温泉があり、ケルト人がこの地を女神スリスの住処として神殿を建てて祀っていたところに、ローマ人がやってきたそうです。そしてローマの女神ミネルバと、元々祀っていた女神スリスを融合させて、温泉の女神?、スリスミネルバとし神殿を建て、そこに温泉施設を建設したそうです。その神殿と温泉施設の遺跡がこのローマン・バス博物館になっています。なんでイギリスでローマン・バスなのかと思っていましたが謎が解けました。

上の写真はローマン・バスのメインのお風呂で当時は屋根がついていたそうです。お風呂の周りにはローマ皇帝や軍のリーダーの像が立っています。現在のお湯の温度は湯気もそんなに出ておらず、ぬるかったです。緑色をしているのは、多分、水苔か藻のせいで実際のお湯は透明に近いのではないかと思いました。お湯は炭酸泉だそうです。ちなみにここは遺跡なので実際にお風呂に入ることは出来ませんので念のため。本当はお湯にさわってはいけないと書いてありました。。。

このローマンバスはこの写真のお風呂だけではなく、熱い湯を冷ますために、3つぐらいのお風呂へ、次々とお湯が流れていくようになっていたり、身体を暖める床下暖房が完備した部屋があったり、冷水のお風呂があったりと、日本の温泉施設さながらの充実ぶりでした。配管は当時の最新技術であった亜鉛を加工する技術で完璧に施行されていたようです。そして、病気や怪我をした人が多く訪れていたそうです。下の写真(タイルが重なったような)は、この石の上に本来は床が張ってあって、床下の空間に熱い空気を循環させて床暖房をしていたそうです。

日本の温泉と違うところは、神殿があったことです。日本ではかなり多くの場所で温泉が出ますから普通のことでも、イギリスでは、めったにないお湯の出る泉ですから、女神がいると思っても不思議ではないと思いました。

あと、面白かったのは、温泉の湯を薬として飲んでいたということでした。『あ、これも日本と一緒だ』と感動しました。今でも、博物館の中で温泉のお湯を飲めるので、私も飲んでみましたが、まあ、普通に温泉のお湯でした。ちょっとしょっぱい程度で、硫黄臭は殆どしませんでした。

このローマン・バスですが、ローマ人が撤退した後は廃れて、土の中に埋まっていたそうですが、18世紀から19世紀にかけて発掘されて現在のように復元されたそうです。博物館の中にはこの遺跡から発掘されたものや、当時の様子を説明した数多くの展示物がありました。日本語の解説ガイド(機械)もありましたので、とても詳しく知る事ができました。やっぱり日本語じゃないとね。

私は温泉が大好きで、ロンドンにきて何が恋しいといえば、お風呂でしょうか。幸いにも我が家にはバスタブがあり、お湯をためて入ることもできますが、追い炊き機能などというものはなく、洗い場も無いので、やはり日本の風呂のようには行きません。残念。でも周りの人の話を聞くと、うちはまだ熱い湯が出るので、ましということが分かりました。文句は言えない。それにしても、日本のお風呂は世界一ですね。世界中に輸出して欲しいものの一つです。

さて、お風呂にお湯でも入れようかな。

『ローマン・バス博物館 The Roman Baths』
http://www.romanbaths.co.uk/

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photo at Bath & North East Somerset

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posted by yumikotanaka at 04:07| Comment(0) | Bath&North East Somerset
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